時々考える。

物語に終わりが来るように、生に死が来る。

だけど私たちはみんな、生に死が来ることを知らない。

本当の意味で知らない。

わーって私の人生がひとつの物語として駆け抜けていって、

ばーってたくさんの名前が載ったエンドロールが流れたあとのCパート。

私たちに、Cパートがあるのは間違いなくて、その時私たちは一体どうしているのか。どう演じているのか。

そんなふうに、Cパートの演じ方を考えて、今日も生きている。

​

『生と死』がテーマの短編四本から織りなすオムニバス公演。